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インテリア

子どもとの生活を楽しくする「インテリア」

子どもがいるからこそ楽しめるインテリアの工夫があります。ちょっとしたコツでいつもの部屋が見違えます。

狭い子ども部屋だってキチンと片付く! すっきり&キュートな子ども部屋3パターン

「うちの子、片付けられないからいつも散らかり放題よ~」
「子ども部屋をおしゃれにするなんてムリムリ! 」
「そもそも子ども部屋が狭いから、どうしようもなくて・・・」
こんなママさんたちの声をよく耳にします。
確かに、雑誌で紹介されていたり北欧系の家具屋さんで見かけたりするような完璧な状態で子ども部屋をキープすることは難しいかもしれません。

しかしアイデアと工夫次第で、狭い子ども部屋だってキチンと片付くんです。
そこで今回は、3つの家族のキュートな子ども部屋を潜入取材。
「これなら私もマネできるかも・・・」と思えるお部屋がきっとあるはずですよ!

Sさん宅の場合

最初にご紹介するのは、小学1年生と幼稚園年中組の姉妹がいらっしゃるSさん宅。

Sさん宅の子ども部屋は、約5畳。
今は完全に「遊び部屋」として活用しています。壁にしつらえた背の低い白いラックは、本棚とおもちゃを入れる引き出しで埋められ、天板はお絵かきをしたり物が置けるスペースになっています。

壁には、子どもたちが幼稚園や小学校で描いた絵が。カラフルな時計が、それらを引き立てていますね。
「今までは散らかし放題だったんだけど、このラックを作ってからはちゃんと片付けるようになったの。引き出しの中は結構ごちゃごちゃだけど(笑)」とSさん。

ちなみに、お姉ちゃんはリビングルームで勉強し、寝るときは家族全員寝室で休むそう。

「子どもたちがもう少し大きくなったら、一人一部屋持たせようと思っているんだけど、今はこの使い方がベスト。お友達が遊びに来たときも、散らかるのはこの部屋だけだから」(Sさん)。子どもたちの成長に合わせて、お部屋の使い方を変えていくのはとても良いアイデアですね。

Yさん宅の場合

Yさん宅では、小学5年生のお兄ちゃんと2年生の妹さん、それぞれに独立した部屋を持たせています。
まずは、妹さんのお部屋を拝見。

出迎えてくれたのは、ショッキングピンクのロディー(笑)。
水色とピンクの組み合わせが可愛らしい、いかにも女の子のお部屋です。
クローゼットのほか、ベッド下のスペースも収納に活用。
狭めの6畳なのに収納スペースが豊富なので、ちっとも狭さを感じさせません。

こちらは、お兄ちゃんのお部屋。

サッカー部で活躍しつつ中学受験にもトライするという、理想的な男の子らしい整ったお部屋ですね。
ブルーと黒という落ち着いたカラーを基調としているので、勉強にも集中できそうです。
              
ちなみに、なぜ二人の部屋がこんなに片付いているかというと、その秘密はこれ。棚の位置が調節できる背の高いラックです。妹さんのお部屋にもあります。

大小様々な大きさのカラフルなボックスが収納されているので、何をどこに入れるか決めやすく、遊ぶときも取り出しやすく、片付けもしやすいですね。
「部屋が狭いから、高さを生かさないと・・・と思って」とYさん。
収納スペースに困ったら、上の空間もぜひ生かしてみましょう。

Kさん宅の場合

「ビックリするくらい狭い部屋だけど、本当にいい? 」
と恐縮しながら通してくれたKさん宅は、小学6年生のお兄ちゃんと3年生の妹さんが6畳一間を共有しています。

確かに狭いのですが、家具を白木で統一しているので、二段ベッドも圧迫感がありません。
「すのこベッドだから、風通しもいいの」と、Kさん。
上の段は妹さんが使用しているそうですが、夏でも寝苦しさを訴えたことはないそうです。

そして、二人の勉強机の間には衝立(ついたて)があり、それぞれ独立した空間になっています。

これならお互いのプライバシーが保てますね。

ちなみにKさん宅の子ども部屋、窓が一つしかないのにとても明るいんです。
どうしてだろう? と思い尋ねると、Kさんがこう話してくれました。
「とにかく部屋に太陽の光をたくさん取り入れること。そして風通しをよくすること。それが風水的にも良いと聞いて、窓にはレースカーテンだけ吊るしているの。太陽の光で目覚めることは、体内リズムを整えるそうだしね。冬は寒くないかって? 子どもたちの高い体温で、狭い部屋はいつも暖かいのよ(笑)」

窓の外をのぞくと、都内では珍しく木々が茂っているのが見えます。
窓から注ぐ日光とグリーンの風が、子どもたちの健やかな成長を促しているようです。


さて、等身大の子ども部屋を3つご紹介しました。子どもは散らかす生き物ですが、アイデアや工夫次第で、ママやパパが片付けやすい、あるいは子どもたちが自発的に片付ける子ども部屋になれるのですね。

ちなみに、この3つのお宅に共通していたのは「家具にシールが貼られていない」こと。
特に小さい女の子はシールが大好き。
黙っていれば、そこらじゅうに貼られてお部屋が汚らしくなりがちですが、「シールはシール帳に貼るというルールにしているの」(Sさん)というように、貼る場所を親子できちんと決めておくと良いでしょう。

さあ、あなたの家の子ども部屋も早速改造してみませんか?
「もーっ! 片付けなさいったら! 」と言わなくていい日がやってくるかもしれませんよ。

百田カンナ (ももたかんな)

ライター、エディター、司会・進行、ソーシャルワーカー

世田谷区在住。二児の母。ライターとして記事を書くかたわら、イベントの司会・進行やソーシャルワーカーとしても活躍中。人を元気にすることが好きなので、小学校で読み聞かせをしたり、高齢者に体操を教えたりもしている。子どものころからインテリアに興味があり、休日はリビングルームのラグを変えたり、テーブルセットの配置を変えたりしては、一人で悦に入っている。

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