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インテリア

教えて!子ども部屋やリビングの「インテリア」術

プロのインテリアコーディネーターが、子育て中のリビングや子ども部屋をオシャレに演出するテクニックやノウハウをレクチャー。

子ども部屋の作り方(4)~ファブリックの選び方~

全6回で子ども部屋をステキに作れる方法をご紹介しています。
前回は、床材や家具の選び方についてでしたが、今回のテーマは、ファブリック(布)の選び方です。色や素材の合わせ方、キッズにオススメのファブリック商品の選び方についてご紹介します。

身の回りのファブリック製品って何がある?

家具を替えなくても、ファブリックだけで模様替えを楽しめるほど、室内のインテリアコーディネートに与えるファブリックの効果は強いです。身の回りのファブリック製品として、ラグマットやベッドリネン、ブランケット、マルチカバー、クッション、チェアの座面など見渡してみると数多くあるのがわかります。

特に、カーテンやラグマット、べッドリネン等は、部屋の中でも面積を大きく占めるものとして、部屋のスタイルを左右する重要なアイテムになります。

選ぶファブリックによって、まるっきり雰囲気が変わるため、自分が飾りたい場所のイメージや、自分の好きな色や柄を選ぶと良いでしょう。

ファブリックを使って、コーディネートをワンランクアップ!

カーテンは、レース生地の色とドレープ生地(厚手)の色や柄を合わせたりするとまとまりやすいです。

綿素材やリネン素材の風合いもオススメです。ただ、自然素材の場合は経年や洗濯によって伸縮するため、扱いやすさを重視するようでしたら、洗濯しても型崩れしにくく、デザインも豊富なポリエステル素材をオススメします。
今は、ポリエステル素材でも自然素材のように見える風合いの物もあります。

ラグマットはカーテンと同色や反対色、もしくはアクセントクロスなどがあるようでしたら、クロスと色を合わせたり、濃淡をつけられるカラーをセレクトして、ポイントとするのがオススメです。

「ラグマットの上で遊べるように」など、ラグマットに対して用途付けをしてあげると、おもちゃ等がベッドの上で広がったりすることを防ぐことができます。ラグマットをどんな用途に使用するはママが決めたうえで、子どもに「ラグの上で遊ぼうね」と声掛けをし、遊ぶ場所はラグの上と認識させるとよいでしょう。

ベッドリネンも、シーツと上掛けで色を変えたり、ベッド上に枕などを置いてアクセントカラーにすると、ポイントになります。

どの箇所もつながる部分の色を同色(または同系色)にするのではなく、間を空けて色の繋がりを作ると、部屋全体がまとまりやすくなります。

ベッドリネンの素材は直接肌に触れるため、リネンや綿素材などの自然素材がオススメです。
ラグマットは平織タイプの物や、毛足の短いタイプが扱いもしやすくオススメです。

キャラクター物は部屋がダサくなる?

小さな子どもの部屋で「キャラクター物のファブリックを使いたい」という方は多いのですが、以前、私はキャラクター物を楽しめるのは、ほんの一時だけというイメージが強くあり、抵抗感をもっていました。

特にカーテンで取り入れることを希望される方に関しては、部屋全体にキャラクターの与える印象が強くなるので、あまりオススメはしていませんでした。

ただ、最近メーカー側からもとってもおしゃれなタイプの物が販売されてきています。選ぶ物によっては、キャラクター物もおしゃれに長く使えたりします。

例えば、キャラクター物という甘い要素が強いものに対しては、それ以外のベースの色が、なじみやすいベージュやブラウン系、またはモノクロパターンであったりすると、甘い要素だけにならずにしっくりときます。

柄の入り方も、大柄で入っているタイプの物よりも小柄の物や、シルエットタイプのものを選ぶと他のインテリアとも合わせやすいですよ。

成長しても使い続けられる物の選び方

ファブリックの使い方によって部屋を広く見せことや、大人っぽい演出も可能です。子どもが成長した後、大人っぽい演出をしやすいようにするには、ドレープカーテンよりレースカーテンにポイントとなる色を入れて、ラグマット、ベッド上のクッションと色を合わせてあげるとすっきりと簡単にコーディネートできます。

成長しても使い続けられるように、カラーのバランスを調整してあげると良いでしょう。例えばアクセントとなるブルーやピンクの分量よりもベースのホワイトやグレーの部分を多めにコーディネートします。

どの箇所でも同色系の濃淡を使用すると、色のメリハリをつけることで、奥行き感が出ます。

ハンドメイドのインテリアアートで楽しく、素敵なお部屋に

プラスアルファのテクニックとして、カーテンと同柄や同色の生地を使ってファブリックパネルを作ってみるのもオススメです。(四角形の木材に布を貼ったもので、壁に掛けて飾ります。手作りの場合は、布の下地として木製フレームの他、キャンパスなどを使用します)レース生地を使用する場合は、一枚では透けてしまうので、二枚重ねます。

カーテンと同じ色のクッションやインテリアアートを持ってくるだけで、部屋全体がまとまって見えます。
もちろん、部屋に合うものを作るのもいいですし、季節に合わせてファブリックボードを子どもと一緒に作ることも楽しめますね。

高い生地や、凝ったカーテンのスタイルを使わなくても、上記のようにちょっとの工夫で、とっても素敵な部屋のトータルコーディネートができます。

ちょっとのアイデアで、今の暮らしをより快適にできるように、これからも実例をご覧いただきながらインテリアのポイントをご紹介していきますので、ぜひ空間づくりの参考にしてください。

小島真子 (こじま まこ)

インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、インテリアコーディネート「ラフスタイル」代表

法人ではサロン・オフィス・社員寮・ホテル等のコーディネートを中心にコーディネート及びイベント用スタイリング設営。個人では、引越し時のレイアウト相談、新築・リフォーム時のインテリアコーディネート業をはじめ、他、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。

ホームページ:インテリアコーディネート「ラフスタイル」
http://www.laugh-style.jp/
ブログ:インテリアコーディネーター☆小島真子
http://ameblo.jp/komajimako/
Facebook:小島 真子
https://www.facebook.com/komaji

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