物流の2024年問題と輸配送、機械化・自動化の最新動向 Ⅲ 物流業界の労働力不足、また迫る「物流の2024年問題」への輸配送における取り組みについて確認しました。最後に、主に物流施設内における荷役についてどのような対策が行われているか確認します。また、あわせて物流におけるカーボンニュートラルの取り組みについてもみていきます。
大量相続時代の到来と不動産 今、国内の相続件数はどのくらいあるのだろうか。この推計は易しい。相続発生件数は年間の死亡者の数と一致するからだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、今後2040年にかけて死亡者数はさらに増加を続け、年間160万人を超えていくものとされている。日本はこれからの20年において、相続件数は伸び続け、大量相続時代を迎えるのである。
観光業とインバウンドが日本の不動産と経済を救う 日本に残された数少ない成長産業は、観光業ではないでしょうか。インバウンドを中心とした観光業は、コロナ禍の打撃を大きく受けましたが、今後回復し2019年の実績を超えていくと思われます。また巨大な装置産業であったかつての観光業、リゾート業も大きく変わってきています。
多拠点居住の展開と地方プラットフォーム創設による新たな街づくり コロナ禍をきっかけにして急速に普及したリモートワークは、着実にワーカーの働き方を変えつつある。こうした変化の先にあるのが二拠点居住、多拠点居住である。今後はDX化を背景に大都市と地方のイコールフッティングが実現できれば、特徴を持つ地方都市が新たな発展をするチャンスにつながると期待される。
物流の2024年問題と輸配送、機械化・自動化の最新動向 Ⅱ 前稿Ⅰでは、物流業界における現在の労働力不足、また迫る「物流の2024年問題」について確認しました。今後、輸配送の主たる担い手であるドライバーの不足が続くと、物流が滞り配送量やスピードを維持することが難しくなると予想できます。本稿Ⅱでは、輸配送における労働力不足への取り組みがどのように行われているか、確認していきます。
オフィス大量供給「2023年問題」の考察② 新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への移行等を通じて、日本社会も本格的にアフターコロナ時代に入っていこうとしています。3年以上に及んだコロナ禍を経てオフィスマーケットを取り巻く環境は激変しました。
オフィス大量供給「2023年問題」の考察① 本レポートでは全2回にわたり、「2023年問題」について考察します。第1回目は、大量供給に見合うだけの大量需要が顕在化するのか、について過去の需要分析等を中心に考えます。
高級外資系ホテルの地方進出 国内では高級外資系ホテルの進出が活発化している。従来は東京、大阪等大都市と京都、沖縄等日本を代表する観光地に限定されていたが、地方都市、スキーや温泉を特徴とするリゾート地にも進出計画が陸続している。背景には世界的な旅行需要の勃興のほか、日本人富裕層の増加があり、これは地方経済の活性化に貢献するが、ホテルの運営形態はMCやFCなどが主流で事業リスクは国内事業者負担であることには注意が必要だ。
地方四市の経済発展と不動産 札幌、仙台、広島、福岡を総称する地方四市の発展ぶりが顕著になっている。不動産投資の観点からも地方四市の成長は、注目されており、中でも北海道全域から人を集める札幌や経済発展が続くアジアに近い福岡は今後の投資対象として魅力があるといえるだろう。