教えて!子ども部屋やリビングの「インテリア」術
プロのインテリアコーディネーターが、子育て中のリビングや子ども部屋をオシャレに演出するテクニックやノウハウをレクチャー。
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教えて!子ども部屋やリビングの「インテリア」術
プロのインテリアコーディネーターが、子育て中のリビングや子ども部屋をオシャレに演出するテクニックやノウハウをレクチャー。
2016.02.23
今回は、リビングにおすすめのキッズファニチャー(子ども用家具)とその選び方、オリジナルキッズスペースを作るアイデアをご紹介します。
7~8年前、私の息子が小さい頃は、素敵な子ども用家具はあまりありませんでした。
近年販売されているキッズファニチャーには素敵なものが沢山あり、コンセプトやネーミングはオリジナリティに溢れています。
今回は、リビングに置く子ども用家具の選び方、五感を刺激するおすすめキッズファニチャーを紹介します。
また、自宅にあるアイテムを使ってできるオリジナルのキッズファニチャー作りのアイデアもお教えします。
子ども用の家具をリビングに置くとなると、「リビングのスタイルが子どもっぽくなりすぎて困る」という方や、「リビングが子どもの部屋になってしまって困る」という方が多いようです。
そんな時には、リビング内の家具の素材を合わせること、質の良いシンプルなものを選ぶことを念頭に置いて家具選びを行いましょう。
素材を合わせ、子どもっぽさを主張しすぎないことで、リビングの雰囲気を統一できます。
また、幼少期から質の良いものに触れていると感受性が育まれます。
感受性は、色や形からだけでなく、素材の触感からの刺激で感受性を育むことができます。
それでは、まずは購入できる家具についてご紹介しましょう。
アクタスのキッズファニチャーは、どれも明確なコンセプトがあり、大人も子どもも楽しんで使うことができます。
また、インテリアの要素としても素敵な空間を演出してくれます。
NAISHO DESK(ナイショデスク)
子どもは秘密基地のような空間が大好き。 お絵描きしたり、ブロックをしたりと、自分の世界を豊かに膨らませられる空間になりそうです。
カーテン生地は取外し可能なので、お部屋のスタイルに合わせて好きな生地も使用できます。
遊びも集中できそうですね。
EHON ROCKING CHAIR(絵本ロッキングチェア)
親子で並んでゆらゆら揺られながら、大好きな絵本を読むひとときは、子どもにとっても、大人にとっても特別な時間になりそうです。
親子でコミュニケーションを取ることができるアイテムです。
STEKチェア
リビングにあってもインテリアを邪魔しない色合いなので、既存のインテリアスタイルに合わせやすいチェア。
モダンなインテリアやナチュラル、北欧テイストの空間にも馴染むデザインは、幼児向けでも永く使い続けられる魅力的なプロダクトです。
※画像はすべてアクタス提供
わざわざ家具を買わなくても、自宅になるカラーボックスやお布団をアレンジして、キッズスペースを作ることができます。
カラーボックスを横置きにして、スツールのような椅子を用意すれば、便利なキッズファニチャーに変身します。 子どもが座ったときに、ちょうどボックスの中に足が入る形で着席できますし、子どものおもちゃや絵本の収納もできます。
※写真提供:Life Co.
足元の段差が気になる場合やお子さんが小学生以上の場合は、カラーボックスを両脇に2つ置き、上に天板を渡して留めれば、立派な収納付のデスクになります。
さらに、天板や側面に黒板タイプのウォールステッカーなどを貼りつけて、お絵かきスペースを作ると子どもは大喜び。
もうひとつ、子どもの昼寝用のお布団を、余り布で包んだり、専用の袋に入れたりして、キッズ用ソファを作ってみませんか?
布をリビングのインテリアテイストに合わせると、調和のとれたコーディネートになります。
ソファなどファブリックの面積が大きいものは、インテリアを考えるうえでも大きなポイントになります。
オリジナルで布を選べるこのキッズ用ソファを配置することで、お部屋のコーディネートの幅が広がります。
また、季節ごとに布を変えると、手軽に模様替えを楽しめるのでおすすめです。
リビング内にキッズスペースを設けることで、親子のコミュニケーションを取りながら、子ども自身の世界観を育む環境を作ってあげることができます。
大きなスペースでなくても、部屋の一角を利用したり、ソファやサイドボードなどの家具を仕切りとしてみたり、ラグを使って床部分で分けてみたりと、子どもに「自分の指定席」という認識を持ってもらうスペース作りが大切となります。
ぜひ、キッズファニチャーの検討とあわせて、キッズスペース作りにトライしてみてくださいね。