ページ内を移動するためのリンクです

ここから本文です

インテリア

教えて!子ども部屋やリビングの「インテリア」術

プロのインテリアコーディネーターが、子育て中のリビングや子ども部屋をオシャレに演出するテクニックやノウハウをレクチャー。

子どもの絵や家族の写真をおしゃれに飾りたい

子どもが産まれてからというもの、ご多分に洩れず、私の父も立派な「じいじ」となりました。孫の写真をリビングに並べて、成長を楽しんでくれています。

父親作のリビングギャラリーはとても微笑ましく感じますが、インテリアコーディネーターをしている娘としては、もう少しおしゃれに装飾してもらいたいところです。

そこで、今回は、家族の写真や子どもの絵をおしゃれに飾る方法をご紹介します。

飾る場所を決めて、家具とのバランスを考える

まず、リビングを見渡し、どこにどれくらいの大きさのもの、どれくらいの量のものを飾れるのかをイメージし、飾る場所を決めていきます。

「どこに飾ればいいのか、わからない・・・」という方は、下記を参考に場所を決めてくださいね。

<おススメの飾る場所>
・ソファの上の壁
・ダイニングテーブル付近の壁
・キャビネットなどの家具の上
・キッチンカウンターの上
・ニッチ(壁面飾り棚)

場所を決めたら、次は飾るものを決めます。飾るものを決めるには、リビング全体のバランスはもちろん、家具等とのバランスも重要になります。

壁面に絵やパネルを飾る場合は、高さに注意します。飾るものの中心が視線の高さ(床から約150 cmの高さ)を目安にします。

ソファの後ろの壁に絵やパネルを飾る場合は、ソファの大きさに対して飾るものが小さくなりすぎないように気をつけましょう。同サイズのフレームに入れて3つ並びにするなど、ソファの大きさとのバランスに気を配ると、ぐっと全体がまとまりおしゃれに見えます。

フレームの形や素材を揃えるなど、統一性をもって飾るようにしましょう。パネルとクッションの色を合わせるとお部屋全体がまとまって、おしゃれに見えますね。

ファブリックパネルにプチDIYをすると、素敵に子どもの写真や絵を飾ることができます。
簡単に変えることができるので、気軽に絵や写真をインテリアとして楽しむことができます。

置き型のフレームを利用する場合は、フレームの素材感や色を統一させることでまとまりがでます。

家具の上にフレームを飾る場合は、小物や花器と一緒に置くことをおすすめします。フレームと小物に高低差がつくように飾るとリズムが出て、空間にインテリアが馴染みやすくなります。

また、大小のフレームを混ぜて飾ってみたり、同じ形のフレームを数個並べてみたりするのもおしゃれですね。

テーマやカラーを決めて、飾るものを考える

子どもの絵や家族写真を「アート」として捉えると、大きさのあるものも飾りやすくなります。

その際、むやみやたらに飾ってしまうと、生活感が出すぎて、おしゃれとは言い難いお部屋になってしまいます。お部屋のスタイルにあうアートとして、「テーマ」や「カラー」を決めて飾る写真や絵を選びます。

例えば、モダンなお部屋なら、飾る家族の写真もモノクロタイプの写真が合わせやすいです。逆に北欧風やナチュラルなスタイルのお部屋では、カラー写真の中でも背景に自然が入っているものなどを取り入れるのがオススメです。また、テーマやカラーを合わせにくい子どもの書いた絵の場合は、お部屋に合うカラーの画用紙を下に敷いて飾るのがオススメです。

飾るものが決まったら、次は、飾り方を考えていきます。左右対称に配置してみたり、上下にしてみたりして、しっくりくる飾り方を探しましょう。横のラインを揃えて、時系列で写真を並べてみるのもギャラリーっぽくて素敵ですね。

賃貸でも大丈夫。おススメの飾り方

賃貸物件のため自由に壁面にフレームを飾れない場合は、以下の方法もオススメです。

・ピクチャーレール
ピクチャーレールを使って、並べるパネルの大きさを変えたり、高さを変えたりしても素敵ですね。ファブリックパネルの色と質感が他のインテリアとも合っているので、パネル自体の大きさや飾る高さが違っても違和感がありません。

ファブリックパネルの上に、子どもの絵を貼っても良いですし、ファブリックパネルの1つをフレームに変えて子どもの絵を飾ってみるのも素敵です。

・マスキングテープ
マスキングテープでフレーム枠を作って写真や絵を飾ると一気に「アート」感が出ます。額縁模様や幾何学模様など、いろいろな柄のマスキングテープが売られていますので、お店で好みのマスキングテープを探してみてください。

・クリップとビーズ
紐にビーズを通してクリップにくくりつけます。細い虫ピンや、マグネット式や接着式のフックを使って絵や写真を吊るします。細長い小さめのスペースにオススメです。

・瓶や、キャニスター
大きめの瓶に写真を入れて、瓶を並べるのも素敵です。開口部分が大きめの瓶を選びましょう。

写真を季節のインテリアの一部に

春夏と秋冬でクッションやカーテン、ファブリックパネルといったインテリアファブリックを変えると、ガラッと雰囲気を変えることができますが、「大掛かりになって大変」「収納に困る」というお話を伺います。

そんな時に、シーズナリティーのある写真を飾ることで、手軽に季節感を取り入れることができます。背景などにその季節を感じさせるものが写っている家族の写真を、季節のインテリアアイテムとして利用してみるのはいかがでしょうか?

このように、定期的に空間に変化をつけることもインテリアの楽しみ方としてオススメです。「どの写真にしようかな」と選ぶ楽しみも増えます。

普段の生活の中に、ぜひインテリアを楽しむ時間をどんどん増やしてくださいね。

小島真子 (こじま まこ)

インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、インテリアコーディネート「ラフスタイル」代表

法人ではサロン・オフィス・社員寮・ホテル等のコーディネートを中心にコーディネート及びイベント用スタイリング設営。個人では、引越し時のレイアウト相談、新築・リフォーム時のインテリアコーディネート業をはじめ、他、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。

ホームページ:インテリアコーディネート「ラフスタイル」
http://www.laugh-style.jp/
ブログ:インテリアコーディネーター☆小島真子
http://ameblo.jp/komajimako/
Facebook:小島 真子
https://www.facebook.com/komaji

ここからフッター情報です

PAGE TOP