どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ
毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。
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どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ
毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。
2015.10.14
今回は子ども部屋の様々なアイテムの収納方法についてです。過去のコラムでお伝えした棚と引出し、吊るす収納を上手に使い分けて、子ども部屋をすっきりさせましょう。
子どもの服はたためるものが中心ですから、引き出しがおすすめです。
引出しの深さは18センチ程度にしておくと、成長しても使いまわせます。
棚スペースを用意し、「そこに収まる分だけ持つ」を心がけましょう。
マンガや文庫本サイズは、引出し式クリアケースに入れてベッド下に収納することも可能です。
普段から同じ場所にまとめて収納しておくと便利です。吊るすスペースか棚スペースが使いやすいでしょう。
物によって引き出しまたは棚タイプを使い分けましょう。
ヒーロー人形やミニカ-など
カゴや引き出しに「ざっくり」収納。小さいオモチャには浅い収納、大きなおもちゃには深い収納が探しやすいです。
パズル
大きなジッパー式袋に台紙とパーツをセットで入れて引き出しや棚に収納しましょう。
箱のまま棚に収納するのもわかりやすくていいでしょう。
シールやプリクラ、カード類
箱や引出し、ジッパー袋や専用ケースなど、様々な収納方法が可能です。
カードは、その子だけがわかる基準で小分けしてゴム止めされていることもあります。
外に持ち出す子どもなら、ポーチなどを同じ場所に収納してあげましょう。
プラレールや積み木
大型のプラスティック引き出しや蓋つき箱などに収納するのが一般的。かさばるのでベッド下などを上手に使ってスペースを確保できるといいでしょう。
人形・ぬいぐるみ
棚スペースに飾ったり、可愛いかごに集めたり、飾りながら収納できるといいですね。
埃がたまりやすいアイテムですから定期的に掃除機でお手入れしましょう。増えすぎたらこだわりの少ない物を手放すことも大切。命が宿っている気がして躊躇するでしょうが、感謝の気持ちと共に手放しましょう。
ドールハウスや立体駐車場など
遊ぶ場所の近くに置けるスペースがつくれるのがベストです。細々とした人形や道具がセットになっていることも多いですから、小さな物は紛失しないよう空き缶や蓋付き箱、引出しなどに入れましょう。
レゴ・ブロック類
専用のケースに入れるのが一番シンプルな方法です。
シリーズ別の管理もいいですが、自由に作る子どもなら、全てのシリーズのパーツをまとめ、「色別」に引出しなどに入れても便利。子どもの遊び方を確認しながら一緒に決めましょう。
ゲームソフトやDVDなど
使う場所であるリビングやテレビ周りの引出しに、わかりやすく仕分けて収納しましょう。
DVDの量が多い場合は、ケースから出して専用の収納バッグを使うとコンパクトになります。
ケースは処分または別の場所で保管しましょう。
メモ帳・シール
女の子は可愛いメモ帳やシールが増えがち。そんな時はクリアファイルやきれいな箱を用意して、全ての柄を数枚ずつ「コレクション」してください。そうすれば残りは安心して使えます。スポンサーであるママも、「今あるのを使ったら新しいのを買ってあげる」と伝えて、買いすぎないようにしましょう。
100円ショップで買えるジッパー袋は、サイズも様々。細々としたおもちゃやシール、パズルを台紙ごと入れることもできて便利です。このタイプは吊るすこともできます。
お片づけサービスでは、収納グッズを全て入れ替えることは多くありません。既にあるカラーボックスや引出し式クリアケースなどを組み合わせて、様々なタイプのおもちゃの定位置を作ります。
基本的な学用品
教科書やノートは棚に、文房具はよく使う数本を鉛筆立てに入れたら残りは引き出しに。
教科書、ノートとアイテム別に並べずに、科目別にまとめましょう。
教科書やノートはその学年が終わったら用済みです。心配なら前年度の教科書のみ保管しましょう。
ちなみに、よく見かける定番サイズのカラーボックスは、A4サイズが縦に収納できないため、小学生以上の子どもには不向き。横に倒して使用するか、A4が入るタイプを購入しましょう。
学校や塾のプリント類
見直しが終わったら使わない事がほとんど。整理の手間をなるべくかけず、かごや箱にざっくり収納しましょう。決めた保管期限が過ぎたら処分します。
特定科目の学用品
書道セットや絵の具セットなどの学用品は、引き出しには入りません。「大きな学用品」をまとめて収納できる棚、かご、吊るすスペースなどを探しましょう。
スポーツウェアなどはクローゼットで大丈夫ですが、シューズやボールなどのグッズはやっかいな汚れ物。専用バッグごと置ける定位置を検討しましょう。
玄関周りやベランダまわりなど、汚れが気にならない土間のようなスペースがあればベストです。子ども部屋に持っていく場合は、「置く」か「吊るす」スペースを探しましょう。汚れ物はビニールに入れてもらうなど子どもにも協力してもらい、収納スペースは定期的に掃除しましょう。ボールの入ったサッカーリュックは、玄関のフックに吊るしています。
残念ながら全てを保管するのは不可能。迷っているのはほとんどの場合、子どもよりもお母さんです。保管方法を使い分けながら厳選しましょう。
写真に撮る
持ち帰ったばかりの綺麗な状態を、写真に撮っておきましょう。後でフォトブックをつくることが出来ます。作文やお絵かきなどの紙類は、スキャンするのもおすすめです。
飾る
飾るスペースを用意しましょう。家族で眺めたり、お客様に褒めてもらえるのは、作った後のご褒美の一つ。褒められる喜びを子どもが味わった後で、残すか処分するか決めさせましょう。
保管する
オリジナルのまま保管する物は厳選しましょう。「この箱に入るだけ」と、スペースを決めることが大切。良く描けた絵だけをスケッチブックにコラージュすると、子どもはとても喜んでくれます。「このスケッチブックに貼る出来栄えかどうか」という基準で、子ども自身が選ぶようになります。
5歳の頃の息子のお絵かきコラージュ。頭の中は仮面ライダーとウルトラマンでいっぱいでした。
子ども部屋のアイテム達の収納法に、唯一の正解などはありません。インターネットで「○○(収納したいアイテム) 収納 画像」と検索すると、たくさんの収納例が出てきます。ぜひご自宅と子どもにあった方法を見つけてくださいね!