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不動産投資家の実態に迫る!不動産投資に関する意識調査

第14回 不動産投資に関する意識調査

  調査時期2022年6月20日(月)~6月30日(木)

  • 調査結果1 新型コロナウイルスや世界情勢の変化による影響について
  • 調査結果2 今後の中長期的な展望について
  • 調査結果3 投資用不動産保有者の直近3年間の売買状況
  • 調査結果4 金融機関の融資状況について
調査結果1  新型コロナウイルスや世界情勢の変化による影響について

「新型コロナウイルス」の蔓延から早3年。不動産投資における影響は今も続いているのか?
下記質問の回答結果では、「影響を感じている」という回答が、昨年から減少
「以前は感じたが今は感じない」との回答も約17%と、蔓延当初よりも影響度は少なくなってきていることが伺える結果に。

ご自身の所有されている物件の運用や管理について、 新型コロナウイルスによる経済的な影響を受けていると感じますか。

[グラフ]新型コロナウイルスによる経済的な影響を受けていると感じている人が35.6%。

⇒影響を受けていると感じる、とお答えになった方へ

具体的にどのような影響がありましたか?(いくつでも)

[グラフ]空室がうまらなくなった 38.6%

2022年に入り、世界同時株安やウクライナ情勢など、世界的に不安定な状況に。
不動産投資に直接的な影響は出ているのか?
下記の質問では「影響があった」という回答は26%となった。

2022年の世界情勢の変化(世界同時株安、ウクライナ情勢等)をうけて、ご自身の不動産投資に影響はありましたか。

[グラフ]「影響があった」という回答は26%

回答理由(フリーコメント)※一部抜粋

具体的に世界情勢の変化を受けて、どのような影響がありましたか?

  • 物件価格が不当に上がってしまった。
  • 材料などが高騰している。
  • 物価高による低い家賃の物件に移動する傾向がみられる。
  • 不動産取得に対して、躊躇するようになった。
  • 投資に消極的になった。
  • 外国籍の人の退去が増えた。
  • 外国組織への賃貸での賃料遅延。
  • ロシアのウクライナ侵攻により株価が上下に変化して思うようにリターンが得られなくなった。
  • すでに明確化していたインフレ傾向に拍車がかかり、不動産価格への上昇圧力も不可避になった。

投資家が今後の不動産価格動向について、どのように予測しているのか。
次の、「1年後、不動産価格はどうなると思いますか。」の回答結果では、「価格は上がる」との予測が増加し、「横ばいで推移する」とほぼ並ぶ結果に。

1年後、不動産価格はどうなると思いますか。

[グラフ]上がるの予測が38.7%

回答理由(フリーコメント)※一部抜粋

上がると思う理由

  • 円の相対的価値下落のため。
  • 現在が割安。 海外投資家の日本不動産購入で市場価格が上がる。
  • インフレ傾向は明明白白。地価もこのままではいられない。
  • 円安から海外の資金が流入してくるため。

下がると思う理由

  • 供給過多だから。
  • 今が高値だから。
  • 金利が上昇すれば売りが出て下がると思う。
  • 今後の景気を予測すると悪くなると思う。

横ばいで推移すると思う理由

  • 建築資材などの高騰から不動産価格は高止まりしている。今後1年はかわらないのではないか。
  • 今でも中古は高すぎる為、これ以上の価格になると買わないのではと思う。 故にこれ以上価格が上がることはないのではと思う。
  • 金利含めた市況があまり変化していないと思う。
  • インフレは不動産投資にプラスだが、景気悪化はマイナスだと思う為。

今後1年の金利動向についてもその予測を伺ったところ、
「金利は上がると思う」との回答が大幅に増加し60%超という結果に。

[グラフ]上がるの予測が昨年比+37.5pt

上記の通り、投資家の今後の不動産価格の予測については「価格が上がる」と「横ばいで推移」が拮抗、金利は上昇する予測が急増した。
買い時感はどうだろうか?
「買い時はしばらく来ないと思う」との回答が増加し、価格と金利上昇の予測が膨らんだ結果が買い時感にも影響していることが伺える。

今、投資用物件は買い時だと思いますか。

[グラフ]買い時だと思う 27.2%

回答理由(フリーコメント)※一部抜粋

買い時だと思う理由

  • 外国人訪問もコロナ影響が緩和され、不動産需要の高まりが期待できる。
  • 選別さえしっかりすれば基本どのタイミングでも買い時。
  • これからインフレがくるから。
  • 今後現金の価値はどんどん下がっていき、現物資産の価値が上がるため。

間もなく買い時がくると思う理由

  • 金利上昇や株式下落等により、経済状況が悪化し物件価格が下落する。
  • 融資条件が厳しくなり物件価格が下がりそうだから。
  • 金利上昇を見据えた価格調整が始まると予想しているから。
  • 日米金利格差の解消のため、日本の金融政策が金利上昇という判断がされる。それにより金利負担に増え耐えられなくなる物件オーナーが手放す。
    物件の受給が変化し物件価格が下がる。融資を受けるメリットが減るため現金を持っている人にとっては買い時となる。

買い時はしばらくこないと思う理由

  • 不動産価格の高騰で利回りが悪化している。少子化により賃借人の絶対数が減じている。 コロナの影響で賃借人の流動性が鈍っている。
  • まだ値崩れしないから。
  • 円安で海外投資家が日本不動産の価値高い物件から買い漁る可能性がある。
  • 収益不動産の投資利回りが低下傾向である上に、収益不動産投資熱は以前よりも加熱傾向にある為。

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調査概要

  • 調査時期 2022年6月20日(月)~6月30日(木)
  • 調査対象 投資用・事業用不動産サイト「ノムコム・プロ」会員 (会員数 約26,000人 ※2022年6月時点)
  • 有効回答数 357人(投資物件の保有者:279 人、非保有者:78 人)
  • 調査方法 インターネット上でのアンケート回答
  • ※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画部へお願いします。

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