理想のマンションを選ぶことは、簡単なことではありません。ご自身の希望条件にピッタリ合う物件をどう探せばいいのか、立地・マンションのタイプ・間取り選びなどマンション選びの参考となるポイントをご紹介します。
立地条件を選ぶ
立地条件はマンションの資産価値にもつながる大切な要素です。マンションの間取りや設備は後からでもリフォームできますが、立地は変えることができません。 そんな立地の要素の中でも重要となるのは、「エリア」と「駅からの距離」。 エリアであれば都心に近ければ近いほど資産価値は高くなる傾向にあります。
また、再開発や新線の開通などにより地価が上昇しそうなエリアも狙い目です。駅からの距離に関しては、駅に近ければ近いほど、資産価値が下がりにくいと言われています。
マンションタイプを選ぶ
マンションの規模や構造階数による代表的なマンションタイプを紹介します。
大規模マンション
一般的には戸数が数百戸規模のものが大規模マンションと呼ばれています。最近では500戸を超える大規模な物件を「メガマンション」などと呼ぶことも増えてきました。
大規模マンションの特徴は共用施設が充実していること。エントランスやロビーなどのスペースが贅沢にとってあるほか、キッズルームやゲストルーム、フィットネスジムなどの共用施設があります。
タワーマンション
高さが60メートル超、又は階数が20階超のマンションを指して「タワーマンション」と呼ばれています。
タワーマンションの一番の魅力はなんといっても「眺望」です。富士山や東京タワー、東京スカイツリー、都心の夜景が見える物件や湾岸エリアのオーシャンビューの物件などが人気です。また、タワーマンションの多くは大規模なものが多く、共用施設が充実しているのも魅力の一つです。
小規模マンション
明確な定義はありませんが、概ね50戸以下のマンションを小規模マンションと呼んでいます。駅近や、閑静な低層住宅地に建てられるケースも多く、利便性や周辺環境が優れた物件が比較的多いです。
大規模マンションのような豪華な共用施設は少ないですが、世帯数が少ない分、居住者同士のコミュニティが作りやすく、問題が生じたときに住民の意見がまとまりやすいなどのメリットがあります。
続いてライフスタイルによるマンションのタイプを紹介します。
ファミリー向けマンション
間取りの主流は3LDKから4LDKで、専有面積が広く、一番多いタイプのマンションです。最近ではファミリー向けの大規模マンションも多く、託児所が備えられていたり、商業施設が隣接しているものがあります。
シングル・DINKS向けマンション
間取りはワンルーム~2LDK、専有面積が30m2から50m2台程度のコンパクトなマンションのことを指します。特徴としては、「都心に近い」という立地。若い世代を中心に、広さより利便性を重視するライフスタイルの人が増えてきたことが、都心のコンパクトマンションが増えている背景の一つとなっています。
間取りを選ぶ
暮らしの快適性を大きく左右するのが間取りです。リビングの広さや部屋数、収納スペースの大きさや配置、水回りの使い勝手など、住み心地に影響する項目はたくさんあります。新築マンションの場合、完成前に販売することが多いためモデルルームを見て購入を検討しますが、モデルルームが希望している間取りと異なる場合には、図面などを使ってチェックすることになります。
ライフスタイルに合う家事動線となっているか、収納スペースは十分に確保されているか、手持ちの家電製品や家具が置けるかなど、実際の暮らしをしっかりイメージして間取り選びをしましょう。