間取りはマンションを選ぶ際の重要な要素です。住み心地を大きく左右するため、家族のライフスタイルに適したものをしっかり選ぶようにしましょう。
マンションにおける代表的な間取り
マンションの間取りには、代表的なパターンがいくつかあります。
田の字タイプ
玄関とリビングを真っ直ぐつなぐ廊下をはさんで左右に居室が配置されている間取りです。独立した居室を作りやすいので、子供がいる家庭に適しています。
ワイドスパンタイプ
バルコニーに面した間口を広くとった間取りです。バルコニーが広く開放感があり、また窓を多くとれるため、採光や通気性が高いのが特徴です。
センターインタイプ
住居の真ん中に玄関を設けた間取りです。廊下を短くできるため、無駄なスペースを省くことができます。プライベートな居室とリビングなどを分けられるので、来客時にプライベートな部分を見られずに済むというメリットがあります。
家族やライフスタイルから間取りを選ぶ
家族構成やライフスタイル別に、間取り選びのチェックポイントをご紹介します。
子供がいるファミリー
子供がいるファミリーの場合、おもちゃや洋服・教科書・クラブ活動の道具など荷物が沢山あります。手持ちの荷物が収納できるスペースが確保されているかをチェックしましょう。住戸面積の8%以上の収納スペースが欲しいところです。
次にチェックしておきたいのが、キッチン。料理をしていてもリビングにいる子供の様子がわかるセミオープン型が子供のいるファミリーに人気です。小さな子供がいるファミリーにはクッション性があり、遮音・防音性も高い畳のある和室がおすすめです。ハイハイやヨチヨチ歩きの時期には転んでもケガをしにくい柔らかい畳は便利です。
夫婦共働きのファミリー
家事の手間をなるべく軽減したい共働きのファミリーには、「食事の用意をしながら洗濯機を回す」など、「ながら家事」がしやすい間取りが適しています。水回りを集中させるなど、家事動線に配慮したものを選ぶと便利です。
DINKSのファミリー
それぞれの生活時間帯などが異なることの多いDINKSには、個別に仕事や趣味に使える部屋を確保します。さらに寝室など一緒に過ごせる部屋は広めにとるのがおすすめです。
縦長リビングと横長リビング
間取りをリビングに着目してタイプ分けすると、「横長タイプ」と「縦長タイプ」に分けることができます。バルコニーに沿ってリビングとダイニングがつながっているのが「横長タイプ」、リビングと和室や洋室がバルコニーに面していてダイニングはその奥に位置するのが「縦長タイプ」です。
「横長タイプ」は採光や通風がよいというメリットがあり、「縦長タイプ」には壁面が多いため家具を置きやすいというメリットがあります。
最近では早めに申し込めば間取りの変更ができるマンションもあります。現在はもちろん将来的なライフプランも見据えて間取り選びをしましょう。