マンションの見学の際はモデルルームだけでなく、現地へ足を運んで周辺環境もチェックしましょう。マンションの周辺を歩いて回り、交通量や近隣の建物などの周辺環境を確認し、最寄駅から現地までの距離や生活利便施設までの距離感を確かめておきましょう。
時間帯を変えて街の雰囲気をチェック
街の雰囲気や安全性をチェックするときには、平日と休日、朝・昼・夜というように、タイミングを変えて現地を訪れてみてください。休日は停止をしている工場などの騒音は、平日に訪れなければわかりません。また大型娯楽施設や大きなショッピングセンターなどがある地域では、休日になると人が集まり、周辺の交通事情や雰囲気が変わるケースも見られます。同様のことは、朝・昼・夜といった時間帯の違いでもしばしば起きます。
安全面をチェックする際にも、やはりこういったタイミングをずらしての現地訪問が有効です。「日中はわからなかった街灯の少なさが、夜には不安として感じられた」「平日の昼間は近所にある工場に物資を運ぶ大型トラックで道が混雑する」など、そのタイミングでないとわかりづらいことは、たくさんあります。
駅から現地までの道のり・交通の利便性をチェック
通勤、通学は毎日のことなので、駅からマンションまでの道のりが自分の足でどれだけかかるか測ってみてください。途中に信号や坂道、踏切などがある場合は時間がかかることも考えられます。また交通量の激しい幹線道路がないか、歩道のない危険な道路がないかも確認しておきましょう。
交通の利便性に関しては乗り入れている路線、会社の最寄り駅までの所要時間、朝の運行間隔、始発・終電の時間などを確認しておきましょう。また駅までバスを利用する場合は、バスの本数なども忘れずにチェックしておきましょう。
生活利便施設などをチェック
病院や学校、公園、図書館、スーパーなどの施設も、住み心地を左右する要素です。ライフスタイルや将来の家族構成を考えながら、暮らしに必要な施設が周辺に揃っているか確認をしておきましょう。
必要度が高い施設については、実際に見に行ってみたり、ホームページでチェックしてみたりするとよいでしょう。病院なら「自分や家族にとって必要な診療科目があるか」、学校なら「雰囲気や評判はどうか」、スーパーなら「品揃えや価格帯、営業時間はどうか」などといった詳細までしっかり確認しておくと安心です。
嫌悪施設をチェック
周辺環境を確認する際は、生活に関連する施設だけでなく、嫌悪施設がマンションの周辺にあるかどうかもチェックしておきましょう。一般的には、ゴミ処理場や危険物を取り扱う工場、葬儀場・火葬場、墓地、風俗施設などの娯楽施設などが嫌悪施設とされています。
嫌悪施設の基準は個人差があると思うので、マンションの周辺環境をチェックする際は、自分にとって嫌な施設があるかどうかもよく確認しておきましょう。