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マンションの収納の種類と注意点

新築マンションの購入を検討する際、忘れてはいけないのが住まいの"収納力"。せっかくの新居も収納スペースが少ないと、いつまでも荷物が片付かないといったことも・・・。

住み心地にも大きく関係する、収納スペースをチェックするポイントを紹介します。

数字で判断できる収納率とは

実際に暮らしてみたことのないマンションを見て、収納スペースが十分にあるかどうかを判断することは容易ではありません。そこで客観的に収納の量を測る基準となっているものが「収納率」です。

専有部分の床面積に対して、ウォークインクローゼットや納戸など高さ180cm以上の収納がどれだけの面積あるかを計算したものです。一般的にマンションの場合は収納率が8%以上あることが望ましいとされています。

代表的な収納の種類

マンションの収納にはさまざまなタイプのものがあります。代表的なマンションの収納を紹介します。

ウォークインクローゼット

歩いて中に入れる大型の収納スペースです。1カ所に物をまとめて収納できるので、部屋の中の家具を少なくでき、すっきりとした部屋にすることができます。

ただデメリットとして、歩くスペースを確保する必要があるため、収納できるものの数が、通常のクローゼットにくらべると少なくなってしまいます。

クローゼット

主に衣服を収納するクローゼットは、全洋室に必要です。

棚板に仕切りなどを組み合わせるシステム収納を活用すれば収納力は上がります。

シューズインクローク

玄関脇に設けた靴のままで入れる収納スペースです。

靴の他、ゴルフバッグやベビーカーなど大きなものを収納するのに適しています。

LDや廊下の共用収納

文具や工具などの小物や日用品など、家族で使用する物を入れることに使います。生活をする上で、あると大変便利です。

リネン庫

洗面化粧室に設置する収納スペースです。主にタオルや洗剤などを入れておきます。

収納には普段あまり使わないものを入れておく「集中収納(ウィークインクローゼットなど)」と、普段よく使うものを使う場所の近くにしまっておく「分散収納(各部屋のクローゼットや押し入れ)」があります。

集中収納と分散収納がバランスよく配置されているかを確認するようにしましょう。

一戸建てからの住みかえ時の注意点

一戸建て住宅からマンションに引越す際には、荷物や家具が入りきるか注意が必要です。また、和室のない間取りにしてしまうと、客用布団などをしまう押し入れがなく、収納に困ることもあります。

早めに申し込みをすれば、費用は発生しますが、オプションで間取りの変更を行って収納スペースを増やすことができるマンションもあります。