新築マンションの多くは犬やネコなどのペットを飼うことができます。最近ではペット用の設備が充実しているマンションも増えてきました。
マンションでのペット飼育ルールが記載されている管理規約のチェックポイントや、代表的なペット用設備を紹介します。
ペット飼育に関する管理規約のチェックポイント
マンションではペットが飼育できるかどうかについては、マンションの管理規約で定められています。管理規約ではペットの飼育が可能かどうかといった基本的なことから、飼育可能な動物の種類や大きさ、頭数、管理組合(理事長)への届出有無、専有・共有部における飼育方法、ふん尿の処理などさまざまな取り決めが定められています。
(飼育可能なペットの例:体長50cm以内、体重10kg以内、2匹までなど)
例えば、ペットの種類については、危険性があるものや、法律で飼育が禁止されているもの、鳴き声が大きい動物など飼育を禁止する動物を明確にしておくとトラブルを未然に防ぐことができます。ほかにも、「エレベーターや廊下などでは、抱くかケージに入れる」「バルコニーでエサをやったりブラッシングしたりしない」など専有部や共有部での具体的な飼育方法、ルール違反した飼い主への対応なども定められていることが、トラブル防止には重要です。
飼い主にとってはかわいいペットですが、ペットを飼っていない住人にとっては迷惑と感じられることがあります。多くの人と暮らすマンションでは、できるだけ細かい項目が設けられているほうがトラブルの防止に役立ちます。管理規約のペット飼育に関する細則をチェックする際は、細かい項目まできちんと定められているか確認しておきましょう。
ペット用設備
最近ではペット用の設備を備えているマンションが増えています。代表的なペット用の設備を紹介します。
足洗い場(フットシャワー)
散歩から帰ってきたときなどにペットの足を洗う設備です。
グルーミングルーム
ペットのシャンプーやブラッシングができる設備です。簡単なペットケアができる台があり、汚物処理機や脱臭機などが備えられています。
汚物ダスト
散歩中に出た排泄物を捨てるためのダストボックスです。部屋まで持ち帰らずに済むので衛生的です。
ドッグラン
犬を自由に遊ばせられるスペースです。屋上や中庭などに設けられるケースが増えています。
ペット同伴者専用エレベーター・ペット乗車中サイン付きエレベーター
ペットを飼っていない住人に配慮し、ペット同伴者専用のエレベーターやペット乗車中を知らせるサイン付きのエレベーターです。